東京千代田区の日大病院スポーツ整形外科外来が棚障害を解説します

棚障害

<棚障害の症状>
主に運動時の膝の前内側(お皿の内側あたり)の痛みが出現します。シンプルな症状から一見棚障害に思えないような複雑な痛がみられる場合もあります。屈伸時に膝内側のクリックを触知することもあります。強い炎症を起こせば関節水腫(関節にお水が溜まる)の原因になることもあります。
<棚障害の原因>
棚障害とはお皿の骨と大腿骨の内側の間にある滑膜のひだが、膝の屈伸に伴い挟まり込み炎症を生じて痛みを出す疾患です。棚の大きさによりA・B・C・D型に分類されます。内視鏡で観察した際、壁に棚が付いているように見えるため『棚』と呼ばれている。
<棚障害の治療>
検査はレントゲンでは写りません。MRIで棚の存在が確認できることがありますが、必ずしも確認できないこともあります。臨床症状から判断します。
治療は安静や下肢のストレッチなどを基本に治療します。消炎鎮痛剤の内服や外用薬を試みます。また棚の部分にステロイドの注射療法を行うこともあります。難治性の場合は手術を行い、関節鏡視下に切除を行います。